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『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』完成披露試写会 レポート

2019年4月5日より、全国劇場にて2週間限定で公開されるオリジナルアニメーション『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』。その完成披露試写会が、3月28日、東京・丸の内ピカデリーでおこなわれた。

『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』は、京都の街を舞台に繰り広げられるアクション・エンターテインメント。剣と魔法の世界からこちらの世界に“逆”異世界転生してきた勇者達が、駄菓子屋を営む女の子の家に居候して、京都での暮らしを満喫しながら、魔王の欠片が原因となって起こる事件を解決していくというストーリー。ポップなキャラクター達による楽しい掛け合いと、迫力のバトルアクションが魅力の作品だ。

約1時間の本編上映の後、橋本裕之監督とメインキャストが舞台に登壇。劇中でのキャラのやり取りさながらのテンポのいいトークが繰り広げられた。
登壇したキャストは、元の世界では「狂戦士」、今は自由奔放なニートとなった三乃ハラミ役の日高里菜、元の世界では「魔術師」、今はオタク趣味にハマる残念美人、草薙・K役の大地 葉、元の世界では解放軍リーダーの「姫騎士」、今は犬になってしまったアーネリア役の内山夕実、元の世界では「魔王ヴァルヴァラン」、今は小学生の少女になったらん役の長繩まりあの4人。らんの保護者である小学校教師・鷺ノ宮優子役の藤田 咲がMCを務めた。
  • 日高里菜 さん
  • 大地 葉 さん
  • 内山夕実 さん
  • 長繩まりあ さん
  • 藤田 咲 さん
本編を見終わったお客さんを相手に、ネタバレ全開のトークができるということで、最初からハイテンションなキャスト陣。まずは自己紹介とともに、『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』の完成を祝った。内山夕実の第一声は「ワン!」。「この意味がみなさんにも分かっていただけたと思います」と満面の笑みをたたえた。
また、最後に自己紹介の番が回ってきた橋本監督は、「舞坂舞役の茜屋日海夏です」と、いきなりのボケ。キャスト陣から一斉にツッコミを受けた。

MCの藤田が、まずは橋本監督に「どういう作品を目指したんですか?」と質問すると、「終わりを考えずに作りました。キャストやスタッフ、ファンのみなさんと一緒に遊んでいくための素材を作ったという感覚です」と作品への思いを語った。膨大な設定があるという『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』。今回の劇場版は、その始まりだ。

キャスト陣はみんな、ストーリーやキャラクターに対して語りたいことがいっぱいあるという雰囲気。MCの藤田も参加して自由度の高いトークが繰り広げられることに。

まず、口々に出てきたのは、もふもふの犬として転生したアーネリアに対する感想だ。
「アーネリアさんが真剣な話をしているのがおかしくて。劇場の大きな画面に、犬のどアップが映されて、何見てるんだろう私、みたいな気持ちになりました」と日高が言うと、内山は「そんな気持ちにさせてしまって、ごめんなさい! でも真剣に演じました。犬なのになんでこんなに凜々しい声でしゃっべっているのか、その理由が分かっていただけたと思います」と役への思いを語った。

一方、大地は、優子先生とらんの同居生活に注目。「先生とらんちゃんの絡みが好きすぎて、一緒にいるだけで尊みがある」と、ほくほく顔。そんなオタク的発言に、日高が「Kさんに似てるよね」とツッコミ。実際、大地は、Kがまるで自分のように思えて、自然に演じることができたという。

キャスト陣から「かわいい!」という声を一手に集めたのが、らん役の長縄。「らんちゃんの純粋な思いが、みなさんに伝わっていれば嬉しいです」とにっこり笑うと、「浄化されるよね」と日高。
一方の橋本監督は、「優子先生はらんを飼っているイメージ。いろんな感じで楽しんでると思います」と、解釈によっては問題になる発言(笑)。ここでもキャスト陣の総ツッコミを受けた。

もう一人のメインキャラ・舞坂舞(CV:茜屋日海夏)については、日高が言及。
「私は舞ちゃんが好きなんです。腹黒いところもあるけれど、一番人間味があって、この世界で生きているという感じがします。私もごく一部の人達から腹黒いって言われているので、気持ちが分かるというか(笑)」と自爆して、みんなの笑いを誘った。

日高演じるハラミについては、長縄が「(お姉ちゃんではなく)お兄ちゃんって感じ」と的確に表現。「すごく優しいわけでも突き放すわけでもなくそばにいてくれる、かっこよくて頼れるお兄ちゃんという気がして、好きです」と語った。

トークの後半では、主題歌「Precious Piece」を歌うキズナアイからのスペシャルメッセージがスクリーンいっぱいに上映されるというサプライズも。
更に、緊急告知として名古屋、大阪、京都での舞台挨拶が発表されると、キャスト陣は物語の舞台である京都開催の嬉しさに歓声を上げた。

キャスト陣の止まる気配のないトークから、『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』の面白さが存分に伝わってきた舞台挨拶。
「作品はまだ始まったばかり。ここにいるキャストのみなさんやスタッフと、これからも楽しくやっていければいいなと思います。『LAIDBACKERS -レイドバッカーズ-』が盛り上がるように、みなさんのお力をお貸しいただればと思います」と、橋本監督は語った。

4月5日からの劇場公開は、もう間近に。全国の劇場で、この楽しい作品を味わってもらいたい!

ライター:鈴木隆詩 カメラマン:中原幸

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